Takumi 製作所

主に工作。殆ど工作。色々自分でやった事の記録です。

アコギがやってきた

知り合いの方から『昔買って使っていないアコギがある。いるならあげるよ』とのお話を頂いた。

機種とか気になったけど貰う前に色々聞いて返事するのは失礼かと思い。譲り受けることにしました。(アコギ欲しかったんで)

引き取りに行き、実機を拝見。
正直、アコギに関する知識が乏しいので弾ければ良いかって程度に考えてまして。

ソフトケースを開け、まず目に飛び込んで来たのはこのハデなピックガード。
これはさすがのオイラも知ってます。

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ギブソンハミングバードじゃん \(◎o◎)/

な訳ない、エピフォンだろうとヘッドを見ると、、、

【追記】この機種ハミングバードじゃなくてDOVEのコピーでした。

ハミングバードはハチドリでDOVEは鳩。

ハチドリの方が好みだし、DOVEって石鹸じゃん。。。 (*´ω`*)

 

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エ、エリート   ?

脳内検索かけても なぁんも出てきません。
もはやオイラのアコギ知識の範囲を超えました。

ボディの中になんか貼ってあるだろと見てみると、
なぁんも貼ってない。
代わりに焼印が。

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"TAKAMINE GAKKI CO.,LTD HM-30” と。

TAKAMINEって、あの高峰楽器製作所の?

ググってみたらやはりそうでした。
昔、オリジナルブランドを出す前はコピーモデルを作っていたそうな。
ある意味貴重?

 

肝心な状態はと言うと、以下の通りでキレイにして調整すれば十分使えそうです。

全体:汚れ、ホコリ、少しカビ、側板に激しめの打痕1個
ネック:少し順反り
フレット:9割以上残ってる
ナット:弦のサビが移ってる
サドル:なし(弦は張ってあったのに何故かなくなってる・・・密室トリック的)

 

で、帰りに弦とサドルを買って早速修復作業開始。

ペグを全部外して磨き、
ボディ全体の汚れを落としてワックスかけて、
フレット磨いて、
指板とブリッジはフィンガーボードジュースを塗って乾拭き、
ナットの汚れやサビを落とし、
サドルを削って、
弦張って弦高調整、
ネックの反りを矯正(ヘッドのカバーはダミーでした。トラスロッドの調整はボディ内)

今回、オクターブピッチは無調整。
しばらく真っ直ぐなサドルで狂い具合を見て後日調整用サドルを作る予定です。

 

さり気なくGOTOのロゴが (^_^)
買って40年以上経つとのお話でしたがペグの回転はスムーズでした。さすが。

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全体。
写真じゃわかりにくい・・・

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バインディングの黄ばみ(オレンジばみ)をキレイにしようと試みましたが、
塗装に染み込む様な感じになっていてうまくできませんでした。
バインディングの塗装を削り落とすしかないのかな?

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今回、指板とブリッジにはレモンオイルやオレンジオイルを使わず
BIGBENDS というところの "FRET BOARD JUICE" を使ってみました。
レモンオイルやオレンジオイルは良くないとの噂を聞きつけコレが良いのだとか・・・(流されやすい)

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とりあえず弾けるようになったので弾いてみたけど、
ボディが厚い分右腕の角度がエレキとは異なり弾きにくいのと、弦のテンションが高く押弦がキツイ・・・
しばらく特訓が必要ですな。