Cogy Gustの製作
PASのウクレレ用プリアンプ「CogyGust」のキット作製手順です。
作業そのものはプリント基板に電子部品を実装する程度なので
取り付け場所と向きを間違えなければ失敗はしないと思います。
1.とりあえずバラす
この状態で納品されるので一旦バラします。
BOX、GAIN、CONTOURのナットとワッシャー、PHASEのナット、
インプットジャック、アウトプットジャックを外します。
2.裏蓋を外す
本体裏のネジ4つを外して裏蓋を開けます。
3.基板だけになりました
基板を取り出して可変抵抗、トグルスイッチ(長い線が付いてるヤツ)、
インプットジャック、アウトプットジャックを外します。
そしていよいよ基板に部品を実装(はんだ付け)しますが・・・
4.抵抗を整理しときます
パーツ実装前に間違えそうな抵抗を整理しておきます。
使う抵抗は8種類。1つは肌色なのでわかりやすいけど、
水色の物は7種類あります。
カラーコード(塗ってある線)をよく見て間違わない様分けておきます。
5.抵抗の取付け
部品は背の低い物から付けると楽なので抵抗から取付けていきます。
④で確認した通り各抵抗を指定された取り付け位置に刺していきます。
抵抗は極性(プラス・マイナス)が無いので向きはどちらでも構いません。
6.はんだ付け
抵抗を全部刺したら取り付け位置が間違っていないか再確認し、
基板を裏返してはんだ付けします。
余った脚はニッパーで切ります。
7.コンデンサとダイオードの実装
金色のコンデンサとダイオードは極性があるので間違わない様注意して取付けます。
8.ICの取付け
続いてICを取付けますが、
はんだ付けの際、熱でICにダメージが及ばない様、
ソケットからICを取り外し、ソケットだけを基板にはんだ付けします。
ソケットのはんだ付けが終わり、熱が冷めたらICをソケットに差し込みます。
DCジャック、電池スナップの線も取り付けます。
9.トグルスイッチの仮止め
③で取り外したトグルスイッチの3本の脚をPL3に、緑の線をGNDに差し込み、
緑の線だけはんだ付けします。(今の段階では3本の線ははんだ付けしません)
10.ケースの取付け
LEDを短い脚を下にして差し込み、
可変抵抗3つとインプットジャック、アウトプットジャックを差し込みます。
ここでは差し込むだけではんだ付けしません。
基板にカバーを被せ、可変抵抗にはワッシャとナットを、
トグルスイッチにナットを取付けて固定します。
インプットジャック、アウトプットジャックのナットも取付け、
DCジャックと穴が合う様、基板の位置を調整します。
基板の位置が決まったら可変抵抗の脚をはんだ付けします。
続いてインプットジャック、アウトプットジャックのはんだ付けですが、
取り付け後に↓こんな感じに隙間が出来ると残念なので少しコツを・・・
インプットジャック、アウトプットジャックのナットは
これ以上締まらないところまで締めたら半回転程戻しておきます。
その状態でナットを手で押さえながらジャックの脚をはんだ付けします。
しかし、左手で押さえたままはんだ付けするのは難しいので
左手の代わりにクランプで挟む方法もあります。
私は面倒だったので左手で押さえ、右手にはんだごて、
で、はんだは口にくわえてやりました (*´ω`*)
ジャックをはんだ付けしたらナットを最後まで締めれば隙間なく出来ます。
11.動作確認
電池スナップに006P電池を取り付け、インプットジャックにシールドを差し込み、
LEDが点灯するのを確認。
アンプとウクレレを接続し音が鳴るか確認します。
12.ノブを取り付けて完成
動作確認が終わったら裏蓋をネジ止めします。
可変抵抗は左にいっぱいまで回してノブを取り付け、
ノブについているネジをマイナスドライバーで締めて固定します。
付属の可変抵抗は軸の部分に印や切り欠きが無いので
ノブの固定位置がわかりづらいです。
下の写真の角度あたりがちょうど良いかと。