1月下旬に発売されたZOOMのマルチエフェクター”G1 Four”を買い、少し使ってみたので感想などをダラダラと。
ちなみにコレ、G1onの後継機種なのかな?
"on"とか"Four"の意味がよくわかりませんが・・・ (^^;)
今回買ったのはペダルのない方なのでペダル関連についてはわかりません。
- 見た目
カッコ良くなりましたね。
G3nやG5nに似た感じで好きです。
それと、カナリどうでもイイ事ですが、起動する時がカッコ良かったので動画を撮ってみました。
ナイト2000みたい?(古い) - 音
これまでの機種の感じからなんとなく想像して買いましたが、良くも悪くも思ってた通りでした。歪み系のエフェクトではほんの少しノイズが出る様です。
電源が原因かと思い乾電池を使ってみましたが、変わらなかったのでそうなんでしょう。と言っても実用には問題ないレベルです。
いろんな方がYouTubeに試奏した動画をアップされているのでそちらをご確認ください。
https://www.youtube.com/results?search_query=G1+Four - 操作性
マルチは色々イジる事が多いので操作性が悪く使いにくかったら音が良くても使う気にならないのでダメだと思います。
これまで幾つか買いましたが使いにくいのは売りました。。。
さて、G1 Fourはどうでしょう?
◆パッチ作成・修正
EDITモードに切り替え、目的のエフェクトを選択しパラメーターを設定する。
という一般的なマルチと同じような感じです。
パッチ内エフェクトの並べ替え方法も普通。
左右のフットスイッチにボタンが付いていて、(下図赤枠で囲ったトコ)フットスイッチと同じ働きをします。
手で操作する時はこのボタンを操作すれば押す力が少なくて楽です。
パッチ切替は普通に左右のフットスイッチで送ったり戻ったりして選びます。
◆バンク、パッチ、エフェクトの切替
プリセレクト機能が付いていて、演奏中に今の音を変えず次に使いたいパッチを選択しておき、左右のフットスイッチを同時に踏んだ瞬間パッチを変える事ができます。
また、バンクの概念が導入され、ボタン(下図赤枠)一つで目的のバンクの先頭にジャンプできるようになりました。
演奏時に設定しているエフェクトを個別にON/OFFしたい時はSTOMPモードにしてフットスイッチを使って目的のエフェクトを反転させ左右のフットスイッチを同時に踏めばON/OFFが切り替えられます。
と、バンク、パッチ、エフェクトをそれぞれ切り替えるのを楽にする工夫が見られますが、演奏中や曲間にやろうとすると足元をバタバタさせたり、左右のフットスイッチを同時に踏んだりするのは間違える原因になりそうなのであらかじめ使う順番にパッチを設定しておき、フットスイッチ1つで切り替える方が楽で確実かと・・・
全体的に操作性はアップしているように感じました。
特に手で操作する作業(音の作り込みとか)の時は使いやすいと思います。
反面、装備されている機能が足で操作できないのが残念。
個人的には足でバンクの切替ができるようにして欲しかったです。
けど、この価格やG3nとの差をつけるためには仕方ないのかも。
◆状態確認
設定しているエフェクトとその並びがディスプレイに表示されるので一目瞭然。この価格でこのディスプレイは有難いです。
またどのエフェクトがONになっているかLEDが光ってわかる様になっています。 - 携帯性(大きさ・重さ)
G1 FOUR 156 mm (D) × 130 mm (W) × 42 mm (H)、340 g(電池を除く)
G1X FOUR 156 mm (D) × 216 mm (W) × 52 mm (H)、610 g(電池を除く)
先代のG1 on、G1X onは以下の通り。
154.8mm(D) x 146.0mm(W) x 43.0mm (H) 380g (電池含まず)
154.8 (D) x 237.0 (W) x 50.0 (H) mm 640g (電池含まず)
と、少し小さく、軽くなりました。
足で操作するのであまり小さ過ぎても軽過ぎても操作しにくくなりそうなのでこの程度で十分かと。
小さくするためにディスプレイの大きさが犠牲になるのもイヤだし。 - 設定できる最大エフェクト数
G1 Four、G1 X Fourは共に5つまで同時に設定できます。
が、エフェクトの中には1つで多くの処理能力を必要とする物があり、それらを使うと同時に使えるエフェクト数が減ります。
どのエフェクトが処理量が多いのか情報が無いためエフェクトを足したり引いたり、他の物で代用したりと試行錯誤しなければならず面倒。
この仕組みはG1 Four、G1 X Fourに始まった事ではなく、G3n、G5nも同様ですが、G3nは最大7つ、G5nは最大9つ使えるためこの問題が影響する事は少ないと思います。
今回、5つなので組み合わせによっては使いたいエフェクトが使えない場合もあるかと。
ちなみにMS-50Gは6つ、G1 on、G1X onは5つ
今回、せめて6つにして欲しかったなぁ・・・ - その他
MEMORY、STOMPモード中はディスプレイ下のダイヤルがイコライザー(Lo、Mid、Hi、Vol)になり、全体の音質と出力レベルの調整が簡単に出来て楽です。
個人的に気に入ってる点の1つです。
◆チューナー、リズム、ルーパー
最近のマルチやアンプには当たり前に付く時代になったのですが、どの機種も
イザって時にあると助かるオマケ機能って感じでしょうか。
◆Guitar Lab対応
オンライン配信される最新のエフェクト/パッチを追加したり、エフェクト編集、エフェクトチェインの設定や、パッチのバックアップ/並び替えができるパソコン用ソフトに対応しました。
これも最近のマルチやアンプはだいたい似たような事ができますね。
本体に保存できるエフェクト数が少なくても入れ替えができるので良いのですが、その度にいちいちパソコン使うのは・・・
◆エフェクトリストがない
予め本体に保存されているアンプやエフェクトについて説明している資料が無い。
ネットにアップしてあるかと思いましたがありませんでした。(2/2時点)
知る手段は上述のGuitar Lab内のみ。
調べるのにいちいちパソコン起動してソフトの中を見るのは面倒です。
社内に資料があるんだからサイト上にアップするのは簡単だと思うのですが。
※本件に関し、ZOOMさんにサイトへのアップを依頼したところ、近々アップして頂けるとのご回答を頂きました。迅速な対応でありがたいです。
まとめ
取説の【はじめに】を見たところ、初めてマルチを使う人がターゲットみたい。
各種機能は必要最低限に抑え、マルチエフェクターの入門機を目指して作られたのかなとも思いました。
ペダル付きで610グラムのG1 X Fourでも実売9,990円(税込・2/2時点)は驚きです。
なので持ち運び用に使うのも良いかも。
1万円足してG3Xnがオイラの使用には合ってそうです。