弦を交換する何回かに一度はついでにフレットを磨いています。
実施する間隔はテキトーです。
特に変わった方法ではなく、指板にマスキングテープを貼って磨くオーソドックスなやり方。
フレット磨きにはFERNANDESのスクラッチメンダー946を使うのが一般的かと思いますが、我が家にAmorとピカールが残っているのでこれらを使っています。
Amorは半練りで少し固め。ピカールはサラサラしています。
最初にAmorを使ってその後ピカールで磨いています。
2つ使う理由は特にありませんが2つの粘度の違いが大きいので両方使っているだけです。
続いてナットの掃除。
例の「ピキン」が嫌いなので結構真面目にやってます。
最初に歯ブラシで溝のゴミを掻き出します。
しつこくこびり付いている汚れがあったらプラモのランナーを削って作ったこんな棒↓でコリコリします。
どうでも良いですが、色的にシャア専用の何かだったと思われます (*´ω`*)
「シャア専用」と聞くと条件反射的に「3倍速く・・・」と言いたいところですが、
嘘になるので言いません。
材料はPSの刻印があるのでポリスチレンみたいです。
多分牛骨より柔らかいと思うのでナットが削れる事はないと思います。
先は片方が約0.2mm、反対側が約0.4mmになっています。
ので、細い方は1弦から3弦の溝に、反対側は4弦から6弦の溝に使っています。
キレイになったら仕上げにボナンザ↓を塗ります。
ボナンザは釣具用として釣具屋さんで売られているコーティング剤(?)です。
塗った所がフッ素コーティングされ以下の効果があるらしいです。
- 撥水効果(水をはじく)
- 防汚効果(汚れを防ぐ)
- 撥油効果(油をはじく)
- 潤滑効果(スベリをよくする)
- 防臭効果(臭いを防ぐ)
- 防錆効果(サビを防ぐ)
- 帯電防止効果
詳しくは以下のボナンザのサイトをご覧ください。
fishing.bonanza-co.com
グリスやオイルだとホコリや汚れを呼んで付着していまいますが、
コイツは塗った所がサラサラになり上記の効果があるので良いのではないかとゆーことで最近はコレを使っています。
タミヤの細い綿棒にボナンザを吹き付けてナットの溝に塗り、
綿棒の反対側(乾いてる方)で拭き取ります。
この作業を2〜3回繰り返します。
試しに塗装されているネックの裏側に塗ってみたところ、手の滑りが良くなりました。
ただ、木材への影響がわからないので無塗装のネックに塗るのは自己責任でお願いします。
あと、試していませんが上記の効果があるなら弦やフレットに塗るのも良いかもです。
今度試してみます。
以上がオイラ流のネック周りの掃除でした。
【オマケ】
暇だったので無塗装の木材(ツーバイ材)に塗ってみました。
下の写真は塗って拭き取ってを3回繰り返した直後です。
赤い線の右側が塗った方。
水分が飛んでいないのか塗った方は若干木の色が濃くなっています。
約10分後。
表面はサラッとしているので乾いてると思います。
ほぼ色の差はなくなったかと。
試しに両方に水を1滴ずつ垂らしてみました。
未処理の方は水が木に染み込んでいきましたが、処理した方は水を弾いて染み込んでいきませんでした。撥水効果はあるようです(疑っとったんかい)
材料に何が使われているのか詳しく書かれていないのでわかりませんが、
研磨剤、溶剤、アルコール等塗装に影響がありそうな物は入っていないと思われます。
が、高いギターに使うのは勇気が必要ですね (*´ω`*)